『第13話「向かう先には」』



上杉軍が出発してから数刻の時が経つ。
謙信に本陣を守るよう命令されたかすがは、何を思ったのか急に立ち上がり何処かへ行こうとした。


「何処行くんですか?」
「お前には関係ない」


尋ねたに冷たく答えるかすが。


「もしかして伊達ちゃんを討ちに行く気だったりします?」
「なっ…」


どうやら図星らしい。
ギクッと擬音が聞こえてきそうだ。


「かすが姉さん…健気…」
「どうでもいいが、どうして私を姉さんと呼ぶのだ。私に妹はいないぞ」
「いやーどうしてって言われても…お姉さんって感じじゃないですかー」


訳が分からない。
この女と喋っていると調子が狂う。
これ以上話をしている暇はない。
そう思いかすがは本陣から姿を消してしまった。


「あーぁ行っちゃった…」


もう少しお話したかったのになぁ…。


ため息をつきつつ辺りを見回す。
かすががいなくなった今、本陣にいるのは数人の兵士のみ。
もしかしたら抜け出せるかもしれない。
しかし最大の壁は自分が縛られている事だった。
これでは逃げている途中絶対こける。
何せ何もない所でもこけるのだから。


(うー刃物かなんかあればなぁ…)


腕は拘束されているものの、指だけは何とか動かせるので「刃物刃物」と呟きながら縄をいじっていた。
するとプチッと音がした。
縄が切れて緩まり、自由になったはラッキーvと思いつつこっそり本陣から抜け出す。
そして一目散に逃げ出した。





(全くこっちは徹夜でお仕事してんのに伊達軍は呑気な事だ。
まっ、その方がこっちとしては都合いいんだけどねー)


独眼竜暗殺の命令を受けた佐助は、伊達軍がいる場所の近くで偵察していた。
しかし肝心の伊達軍は宴会状態。
早く任務を終わらせ、幸村と合流しようと思った。


(さーてお仕事お仕事…!?)


任務を遂行しようと動いた佐助の背後で、誰かの気配を感じた。
どうやら見られていたらしい。


(姿を見られたからには生かして返せないな)


武器を構え急いでその者を追いかけたが、予想以上にすばやく途中で見失ってしまった。
逃げられたか…と思った矢先、死角から武器が飛んできた。
佐助に攻撃をしかけたのは本陣から姿を消したかすが。
攻撃をかわされ仕留め損なったので軽く舌打ちをしている。
今度は外さないと言わんばかりに次の攻撃を繰り出そうとしたが、突然の落雷によってそれを阻まれる。


「「!?」」


驚く二人の前に立っていたのは政宗だった。
剣の一本から雷がバチバチと音を立てている。


「独眼竜の旦那…いつの間に」
「さっきからいたぜ?てめえが気づかなかっただけだろ」

 


この女に気をとられて独眼竜の気配に気づかなかったとは…俺もまだまだだねぇ。
こりゃ退散した方がいいなと判断した佐助だったが、かすがは違った。
あろう事か正面から政宗に攻撃を仕掛けたのだ。


「謙信様の邪魔はさせない!独眼竜覚悟!」
「Ha!血の気が多い忍だな。覚悟は出来てんのか?」

 


そう言いながら今度は六爪流を構える政宗。


「馬鹿!逃げ…」


佐助が言い終わる前に辺りは閃光に包まれ、政宗の最強技HELL DRAGONが炸裂したのだった。

NEXT

 

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伊達ちゃん再登場v

ちなみにうちの伊達ちゃんはちょっとした事でもHELL DRAGONを使います(笑)

今回そんなにギャグなかったから、書くの何回か詰まりました。

後、伊達ちゃんの台詞なんですが、ゲームで何回も聞いてるくせにいざ書くと言葉使いが分からない!!

う〜ん困った・・・早く慣れなければいかんですね;;

これから最後のトリオが一人、伊達ちゃんも活躍し出すと言うのに・・・!!

次回はヒロインが頑張ります!

ブラウザでお戻り下さい。


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