『第16話「激戦・・・なのか?」』



とうとう武田信玄と上杉謙信が決着を付ける時が来た。
周りの空気が張り詰めている。


「そろそろけっちゃくをつけましょうか。こうなんかいもながびかせると、へいりょくにえいきょうをおよぼしかねませんからね」
気づいたら兵士が一人もおらなんだとなれば洒落にならぬしな」


お互い武器を構えた。
そして強大すぎる力と力がぶつかり合うその瞬間ー…

ドカッ!

二人は馬に轢かれた。


「楽しそうだなぁお二人さんよ…って、あ?」


馬に乗って爽快と現れた政宗は下を見た。
足下には、薔薇をまき散らしながら倒れた上杉と普通に倒れているお館様。
こころなしか痙攣している…。


「Sorry、邪魔するつもりはあったんだがまさか轢いちまうとはなー。何だ真田幸村はここにはいねえのか」


轢かれた二人は折角の勝負を邪魔されて「こんガキャアア…」とか「ぶっころ」とか怖い事を呟いている。


「われらのたたかいにみずをさすとは…」
「許せん…!小童が…」


上杉とお館様はまず先に邪魔者を片づける為、標的を政宗にロックオン。
政宗はというと、楽しそうに二人を見ながらWAR DANCEを発動する。


「OK、二人同時にかかってこいよ!」


2対1の激しい戦いが始まった。
雷と氷、地がぶつかり合う。
そしてそんな激しい攻防を草むらからしっかり見ていた我らがヒロイン
写メを撮ろうとしていたが、動きが速い為ぶれて失敗していた。


「頑張れお館様ー!あっ伊達ちゃんも謙信さんも頑張ってー!あーもーあたしは一体誰に勝って欲しいのー!?」


本陣から抜け出したは草むらで一人葛藤していた。
そうしているうちに政宗が押され始める。
甲斐の虎と軍神を一人で相手にするのはやはりきつい。
政宗の息が荒くなり出した。


「流石は軍神…流石は甲斐の虎…!楽しくなってきたぜ!」


両腕が蒼く光り出す。
先程佐助が受けたHELL DRAGONだ。
しかし今回は全力で行くらしい。
前回放ったものとは比べものにならない位、威力もアップしている。
そして二人に向かって最強の固有技を放った。


「HELL DR…」
「うお館すぁまああああ!!」

ドガーン!!!

が、失敗した。


「む?何かぶつかったような…」
「てっ、てめー…思いっきり突撃しやがって…しかも何処にのっかってやがる…!!」
げっ伊達殿…!」


タックルした幸村は、倒れた政宗にのっかっていた。
しかもかなり嫌そうな顔をしている。


「くっ…やつがここにいるということは…どうやらはさまれてしまったようですね…」


戻ってきた幸村の姿を見て顔を僅かに歪める謙信。
そして薔薇をまき散らしながら撤退した。


「逃げる気か上杉謙信!?」
「あなたとのしょうぶはおあずけです!あでぃおす!







「あっ、阿弥陀で謙信さんになっちゃった。どうしようあたし武田軍なのに」


散々葛藤した挙句、阿弥陀で誰を応援するかを決めていた
謙信が去ったのにも全く気づいていないようだった。

NEXT

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謙信さんの台詞がALL平仮名ゆえに見事に読みにくいでありますお館様!!

今回も読んで下さった方すいません;;

川中島篇での戦はようやく終わったんでやっとこさ平仮名地獄から抜け出せます。

しかし政宗は幸村に踏まれて痛そうだ・・・;;

多分倒れた時の効果音は「ビターン!!」だったに違いない。

そして自慢の三日月がしぽーんと取れたんだよきっと・・・。(何故そっちに思考が行くんですか)

とりあえず次回は幸村と政宗の対決を書きたいと思います。

別名ヒロイン争奪戦(笑)

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