『第18話「奥州筆頭のお嫁さん!?」』
佐助…大丈夫かなぁ…。
怪我酷かったし心配だよ。
手当してる時、胸が苦しかった…。
あの痛々しい姿思い出すだけでも苦しいよ…。
ん?
何か息が苦しい!?
「ぶはっ!」
「Good morning。ようやく目が覚めたか」
寝ているの顔に枕を押しつけていた政宗。
どうりで苦しいと思ったら…。
「こっ…殺す気ですかー!?普通に起こして下さいよ!」
「Ah?何言ってやがる。お前がなかなか起きねーから悪いんだろーが。何回呼んだと思ってんだ。81回だぞ81回。」
…確かにあたし一度寝たらなかなか起きないけどさ…。
こんな起こし方ないと思うな。
流石は伊達男(関係なし)
「えーと…ここ何処ですか?」
「俺の城だ」
…て事は奥州ですか。
あたしどれだけ寝てたんだろ。
まだぼんやりする頭で状況を把握しようとしたの耳に、誰かの怒鳴り声が聞こえてきた。
「政宗様ー!」
「ちっ、あいつもう来やがったか…じゃあな。又後で来るぜ」
「え…!?ちょっ…」
色々と聞きたい事は沢山あったが、政宗が部屋から出て行ってしまったので聞くに聞けなかった。
そしてもの凄い形相で小十郎が入ってくる。
刀持参で。
「殿!政宗様はどちらに行かれましたか!?」
「(こ…こじゅさん…かな?)え?え?え?あっちですが…一体どうしたんですか?」
「政宗様が又仕事ほったらかして、さぼっていらっしゃるのですよ。ですから今皆で探してる所なんです!!
私は刀のサビにするつもりですがね!!」
なーるほど!
ってダメダメじゃないですか伊達ちゃん♪(ビシッ!)
は小十郎の最後の一言にはあえてツッコまなかった。
「全く…奥方が心配なのも分かりますが仕事をしてくれないと私も困りますよ。
真面目に仕事してると思ったら、いつの間にか抜け出して奥方の所に行ってしまわれるし…油断も隙も無い…」
「た…大変ですねぇ…ん?奥方?伊達ちゃんって結婚してたんですか?」
「?政宗様から何もお聞きになってないのですか?」
「聞く暇がなかったというか…ついさっきまであたしがずっと眠ってたってのもあるんですけど…。
って言うか聞こうとしたら出ていっちゃったんで…」
「貴女は政宗様の奥方になられる方なのですよ?」
…は?
大奥?(それはドラマです)
「ええええーと…あたしたたた武田軍の人間なんですよ?すすす少しは警戒とかしません?てか何ですか奥方って!?」
「私も最初は驚きました。帰ってくるなり武田軍の人間である貴女を抱えながら『こいつ俺の嫁だから手ぇ出したら即殺す』なんて仰ったんですよ。
あんな視線で人を瞬殺出来るような政宗様を見たのは初めてです」
…もう何か訳が分かりません…
あたしが気を失ってる間に、あれよあれよと事が進んで大変な事になってるっぽいです。
とりあえず直接本人に聞くのが一番だよね。
「それでは私は政宗様を探しますので」
部屋を出ると、武器を片手に小十郎は再び殺気を撒き散らしながら廊下を歩きだした。
何とも物騒な光景だ。
「あっ待って下さい!あたしも行きます!えーと…」
「名前ですか?小十郎ですよ」
「じゃあこじゅさん!」
張り切って捕まえましょう!と意気込む。
さぁ独眼竜捕獲開始!
NEXT
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奥州編開始です。
ヒロインが気絶してた&政宗様からの説明がなかったのとで色々と話が抜けてたり。
少しずつ明らかにしていきたい所存。
その前に逃げた殿を捕まえなくてはなりませぬ。
てか自分の文才の無さに痛感中でありますお館様…(泣)
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