『第3話「お館様ー!!!」』
お父さんお母さん聞こえてますか!?
あたしは今甲斐にやってきました!
武田軍の城が目の前にあります!
って聞こえちゃいないよね☆
「でっかー…」
これがあたしの最初の感想だった。
大阪城とか名古屋城は、写真で見た事あるけど実物は初めてなのだ。
「ではまずお館様に戦の報告でござる!待ってて下されお館様ー!」
言うやいなや幸村は城の中へ入っていった。
途中ガン!とかゴス!と音をたてながら。
どうやら走って壁にぶつかっているようだ。
「御免ね〜ちゃん。旦那は戦から帰ると大将んとこに突撃する癖があって…」
「は…はぁ…(てか癖…)」
「俺が案内するからついてきて」
「はーい!」
あぁ…飛びつきたい!(危)
ゾクリ!
佐助の背中に悪寒が走った。
一方幸村は…
ダダダダダドガーン!
「うぉぉお館すぅあむぁぁぁ!」
「何度壁を壊したら気が済むのだ幸村!静かに入れ!」
端から見ると凄い惨状だが、兵士は皆見慣れている。
何故なら幸村が戦から帰る度にこうだからだ。
大抵の兵士は最初は驚いていたものの2、3度見ると「又か…」ってな顔をする。
慣れとは怖いものである。
余談だが幸村はかの有名な奥州筆頭から、
「ウォールクラッシャー真田」と呼ばれている。
「お館様!先程森で迷子になっていた女子を保護致しました!」
「何!?超奥手な幸村が女子を助けた!?
いつもなら声をかけられただけで逃げる幸村がか!?」
何気に酷いお館様こと武田信玄公。
兵士にまでもろバレだ。
言われた本人は、顔を真っ赤にしていじけている。
ついでに床に、のの字を書いていた。
「でその保護した女子は何処におる?」
「あ」
しっしまったああぁぁ!(背景雷)
某いつもの癖で又一人突っ走って肝心の殿を
置いてけぼりにしてしまったでござる!
女子を置き去りにするとは何たる失態!
こうなったらこの真田幸村!
死んでお詫びをぉぉぉ…
「こら真田の旦那戻って下さい」
を連れてやっと到着した佐助は、織田信長が使うハリセンで
主人のトリップ状態を解除した。
は上杉が使う「真心を君に」という武器を使って欲しかったなぁと思ったが、
あえて言わなかった。
「はっ!殿すまぬでござる!」
「あ、いーですよあたしなんか気にしないで存分にお館様と戯れちゃって下さい♪」
それもどーかと。
「お主か。超奥手な幸村が助けた女子は」
「は…はぁ…」
お館様が目の前にいる。
やはり武田軍の大将なだけあり威圧感が凄い。
むしろ角が凄い。
気のせいか角から威圧感がかもし出されている気がする。
しかしそれよりも気になったのはお館様の視線。
滅茶苦茶見られてるんですが…(汗)
「あ…あの…?(あたしの顔に何かついてんのかな?)」
「確かと言ったな?道に迷っていたらしいが何処から来た?」
「日本です」
「いやここ日本だし!」
突っ込む佐助。
幸村に至っては「日本から来たでござるか〜」と納得している。
「日本の何処から来たのか教えてくれないと分からないよ」
困ったな…東京って言っても皆には分からないだろうし、時代が違うもんね…。
今の時代だと江戸になるんだっけ?
「じゃあ江戸からです!」
「じゃあって何じゃあって!?…ちゃん何か隠してない?」
「えっ!?もしかしてバレた!?」
態度と言動でモロバレです。
佐助でなくとも分かります。
「江戸…と言う事は北条に仕えるくの一か何かか?」
お館様がそう言った途端周りの空気が重くなった。
ヤバい。
貞操の危機だ(命です)
あぁ…ユッキーも佐助も武器構えないで!
そこ女子に弓向けない!
「わわわ分かりましたよ言いますよど畜生ー!実は私…」
ごくり…
皆が息を飲む。
「私…私…トリオが好きなんで…あ、いやいやfutureから来ました!」
言った!
言えたよお母さん!
どうせ未来から来たなんて信じて貰えないだろうけどね!
それにしても危なかった…あやうく本音を叫びそうに…
ってあれ?皆何で目が点になってんの?
「…ふゅーちゃーって何でござるか?」
…
しまったああぁぁ!!!
うっかり伊達男言葉に!
「えっと…未来って意味!」
「えええええ!?」
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ヒロインの暴走が止まらない・・・!!
ほんっと文章おかしくなってってるよ!!
シリアスな場面もギャグばっかになってしまう・・・!!
次回は微妙にホラーなギャグが入ります(笑)
ブラウザでお戻り下さい。