『第47話「迫りくるKY三兄弟」』



拝啓 お父さん、お母さん。
ついに爆弾魔じゃなくて松永さんとの戦が始まりました。
今、私の目の前ですっごい光景が繰り広げられてます。
すっごい光景ってどんなだよって聞かれると

どう説明すればいいのか分かんない、とにかくすっごい光景なの。
表現力なくて御免ね、現代に戻れたら国語の勉強ちゃんと頑張る。
と言うか勢いで私「お手伝いする!」とか言ってなんだけどー
ぶっちゃけ、それすらも必要なさそうです。




FANTOM DIVE!!

地を蹴り、高くジャンプした政宗は持っていた六爪流を思い切り地面に叩きつけた。
その瞬間、生み出された蒼く光る無数の衝撃波が真っ直ぐ松永の兵士に向かって飛んでいく。
兵士達は防御する事も出来ず、悲鳴を上げながら次々と吹き飛ばされ倒れていった。
しかし次から次へと湧いて出てくる兵士達。
FANTOM DIVE
発動後にわずかな隙が出来た政宗を取り囲もうと一斉に押し寄せてきたが、

それは次に繰り出された攻撃によって妨げられた。
傍にいた小十郎の固有技・乱れ十六夜によって一瞬にして兵士達を一掃。
目にも止まらぬ速さで9連続の斬撃が叩きこまれた。
そして、やっぱり吹き飛ばされていく兵士達。
気が付けば達の足元には屍累々、当然今まで通ってきた道も
だが、いつもの戦とは1つだけ違う事がある。
それは政宗達に倒された兵士達が全員死んでいない事だった。
あれだけ大技を繰り出しておきながら気絶止まりで済ませている。
正直信じられない事だが、それも一重にに兵士達の死体を見せないようにする為のなせる業なのだろう。
とは言え、気絶止まりにしてはいるものの、例え気が付いても暫くは動けない程度にはなっている。
政宗は倒した兵士から1本の刀を取ると、それを鞘に戻しに渡した。

「わっ何!?」
「護身用だ、丸腰は流石にヤベえだろ。何かあった時どうする」
「でっ、でもあたし人は殺せないって、さっき!!」
「抜かなくていい、それで思いっ切り殴り飛ばしてやれ
!!了解しました筆頭!
あんたら

思い切りが大切だからな!」「勢いに乗り過ぎて鞘壊れちゃうかも」などと物騒な会話が繰り広げられる。
そんな政宗との危ない会話に付いていけず再度うなだれる小十郎。
が政宗の所に嫁に行ってしまえば、こんな会話など日常茶飯事となるのだろうか
そう考えただけでツッコむ気力も失せた奥州随一の苦労人であった







敵の兵士達を退け、松永がいるであろう場所へと順調に進んでいく政宗達。
そんな3人の前に氷の洞窟がその姿を現した。
政宗は面倒くさいのか足で扉を蹴破り全く警戒しない様子で奥へとズンズン突き進む。
すると、すかさず小十郎が政宗を叱りつけた。

「政宗様!少しは警戒なされよ!敵が何処に潜んでいるか分かりませぞ!」
「うわー始まったよ小十郎の説教うっぜー毎回思うけどうっぜー!!

小十郎に怒られてブー垂れまくる奥州筆頭。
政宗とは正反対にと小十郎は警戒しつつ中に入ると、

洞窟の中は何もかもが氷で覆われており、まるで別世界のようだった。
だが洞窟内の空気は重苦しく、何かが潜んでいるような進もうとする者を拒むような雰囲気を醸し出している。
双竜の2人は何事もなく進んでいくが、真冬のように寒くなっている場所で制服姿の、

ましてやミニスカートを履いているにこの気温は堪えた。
全身が震え、歯がガチガチいっている、今にも凍え死にそうな勢いだった。

「(さっ寒ーっ!冬眠しそう!)」

忘れていた、人取橋の戦いでは氷の洞窟を通るんだった。
何回もゲームして自分はそれを知っていたのに
出陣する前に思い出していれば、もっと着込んで行っただろう。
「自分の馬鹿ぁぁぁ!!」と内心悪態を付いていると、上から暖かな物が寒がっているを優しく包んだ。
より一回りも二回りも大きな小十郎の上着。
ぶかぶかでコートの裾を引きずりそうだったが、何も着ていないよりかはずっといい。

「そんな恰好ではお風邪を召されますぞ」
「あっ有難ひょうごじゃいまふっ!」
「全く年頃の娘がそのような格好を他の者が一体どんな目で貴女を見ているか(ボソリ)
「何かいいまひた?」

首をかしげて聞いてくるに小十郎は「いえ、何でもありません。さぁ参りましょう」と先を促した。
そして2人を余所に1人無言でたたずむ政宗。
手には蒼い自分の上着が

「あれ伊達ひゃん、上着持ってどうしたの?伊達ちゃん半袖なんだから着ないと寒いよ?」
何でもねえよ!!
Shit!!小十郎にいいとこ持ってかれた!!!)

自分の服をに着せて愛でようという魂胆は小十郎によって見事に粉砕されてしまった。
心の中で滝涙を流しまくり、ついにはナイアガラの滝までもが出来てしまった奥州筆頭。
上着が大き過ぎてブカブカなは見ていて可愛いが、いかんせんその上着は自分の物ではなく小十郎
政宗にとって、その事実は面白くない実に面白くない事だった。
奥州筆頭の御機嫌はジェットコースターの如く急降下していく一方。
今すぐ小十郎の上着をひっぺ返して自分の服を着せてやりたい衝動に猛烈に駆られたが、

そうすると大人気なさがヒートアップするだけなので、それは脳内でだけに留めておいた。
超絶痛すぎる奥州筆頭の脳内暴走は今日も止まらない止まれない。

待ち受ける兵士達を薙ぎ倒し、快調に進んでいく政宗達の前に長槍を携えた3人の鎧武者が現れた。
畿内で活躍していた松永の死神部隊と言われる三好三人衆である。
全身を堅固な白い鎧で覆われた3人の死神達は、己の得物を手に立ちはだかった。
政宗達は行く手を阻まれてしまうのだが

「来たか
「あぁ
「仕方あるま
ひっこんでろ!!!
「「「あぁっせめて自己紹介位させてくれたって!!!」」」

全くもって間が悪い時に現れたものである。
三好三人衆は自己紹介をする暇もなく、超絶御機嫌斜めな政宗のいきなりのMAGNUM STEPを正面から喰らってしまい

3人仲良く吹き飛ばされ氷の壁を突き抜けていってしまった。
壁に見事な大きい穴が3つ出来ている。
「ちょっぴり可哀相」と思いながらも戦うと厄介なあの三好三人衆を撃退して

ホッとしたは穴の所で耳をすませてみると何やら「あぁぁぁ」と情けない声が響いていた。
声を聞くからにだいぶ遠くまで飛ばされてしまったようだ。
三好三人衆を吹き飛ばして少しばかりスッキリしたのか機嫌が直りつつある奥州筆頭、

「さって行くとするか」と再び氷の通路を進め始めた。
小十郎も政宗の後をついて行くがだけは辺りをキョロキョロし始める。
どうやら何かを探しているようだ。

What?どうした?」
「んーこの洞窟に豪華玉手箱が隠されてたはずなんだけど
「豪華玉手箱!?殿、何故そのような事を知って!?」
「え?だってゲームでって、あっ!あったあったー!伊達ちゃん!こじゅさん!見つけたよー

「やりましたぞ、ぅお館様ぁぁぁ!」と言わんばかりに花丸笑顔で豪華玉手箱を両手でかかげ政宗達にそれを見せた。
は1度この場所を訪れた事があるのだろうかそもそもゲームとは何だ?」と小十郎が不思議に思っている隣で

政宗は「今ここで襲いてぇ」と呟き相変わらず鼻血を出していた。
しかし、「玉手箱の中身何だろうね〜」とワクワクしながら開けようとするを見つめて

幸せに浸る奥州筆頭の至福の時間は先程ふっ飛ばしたKYトリオな武将によってブチ壊されてしまう。
吹き飛ばされてもう戻ってこないと思っていた三好三人衆が突然穴から突進で、まさかの2度目の襲来。
馬よりも速いと言われた政宗に匹敵するスピードで3人揃って仲良く槍を前に突き出した状態で向かってきた。


「鋭く、素早く自己紹介する!!それが情け!(?)」
「我らは松永軍の死神部隊、三好さんっ…」
しつけえ!!!
「「「御無体なぁぁぁ!!!!!」」」

玉砕覚悟な決死の自己紹介は、やっぱり出来ぬまま今度こそやられてしまった哀れな三好三人衆。
「2度ある事は3度ある」、その言葉通りにならぬよう今度はHELL DRAGONで吹き飛ばした。
三兄弟は再度氷の壁を突き抜けていってしまう。
そして吹き飛ばされた三兄弟が向かうその先にはー




「双竜はまだ来ないのかね、私は待つのが嫌いなのだよ」

松永がー…いたー…(ウルルン滞在記調)

なかなか来ない政宗達に少々待ちくたびれた御様子の松永さん。
崖の上で磔にされた伊達軍の斥候の間を行ったり来たりしている。
もうすぐ自分に火の粉が降りかかってくる事など露知らず。
そうこうしている内にそら、やってきた火の粉が。

「「「ぎゃああああああああ!!!」」」

HELL
 DRAGONで吹き飛ばされた三好三人衆は洞窟の壁をブチ破り、やがて松永の元へ飛んできた。
予想外の出来事に流石の松永も避け切れず、ドターン!!と派手にぶつかる音が辺りに響き渡る。
囚われている斥候達は一体何が起こったのか理解出来ず呆気にとられ、ぽかーんとしていた。

「一人減ったら一人足す
「二人減ったら二人足す
「三人減ったらそこで終わりだ
「「「三人減ったら募集する(力尽)」」」
馬鹿共がぁぁぁ!!!早くどきたまえ!!

この姿を双竜に見られたら、どう責任取ってくれるのだね!?」

鎧を着た3人の総重量はハンパではなく、

松永が苦しげにバタバタもがいていると何も知らない奥州筆頭御一行が到着した。

「来てやったぜ松永ぁ!!!ってAh?」
「一体何をしているんだ、あの男は
倒れてる?」

極寒の氷に覆われた洞窟を抜け、やっとこさついに松永と対面した3人。
しかし当の松永は先程政宗が吹き飛ばした三好三人衆に押し潰されている。
松永は羞恥のあまり叫んだ。
力の限り腹の底から声を出して。

こんな姿の私を見るなぁぁぁぁぁ!!!


 


NEXT


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やっと出てきたと思えば、この扱い!!(三好三人衆とか三好トリオとか三好三兄弟とか)
三好三人衆とのバトルが想像出来なかった為、省きました御了承下さい。
もう最初からネタの為に出したようなものっ(げふがふっ!)
松永さん、真面目に登場させるつもりがアレ、何処で道を間違ったのか(超絶遠い目)
とりあえず初めてなだけあって松永さんの話し方が分からん!!()
ブラウザでお戻り下さい。


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