『第5話「暗闇は怖いです。」』
早く朝になって
早く朝になって
早く朝になって!
ただひたすらその言葉を呪文のように呟いてました。
色々あって疲れたはずなのに眠気は一向に襲ってこない。
その諸悪の根元はあの人形なのだが、豆電球すらないこの部屋は真っ暗。
怖くて仕方がない。
何度も寝返りをうっていたが、やがてムクッと起き部屋を出た。
(眠れない…)
人っ子一人通らない静まり返った廊下の縁側に座りながら、
松明の明かりを眺めていた。
時々、幸村の寝言が聞こえてくる。
「お館様ー!ぐふぉっ」
どうやら夢の中で殴られたようだ。
は幸村のオープニングムービーを思い出して、思わず吹き出してしまった。
とその時。
「真田の旦那って起きてる時も五月蠅いけど寝言も五月蠅いんだよねー。いーっつもこうなんだ」
「うひゃっ!?」
いきなり視界に現れたのは、佐助だった。
ほのかに酒の匂いがする。
「佐助さんまだ起きてたんですか!?」
「佐助でいいよ。俺は大将と酒飲んでたんだ。
付き合わされたというか…そーゆーちゃんこそ何で寝ないの?」
「え…そりゃあ」
「もしかして怖くて眠れないとか?」
冗談まじりでからかった佐助だったがは至って真面目に答えた。
「その通り!怖くて眠れません!よく分かりましたね!
ついでに言いますと部屋に飾られてる日本人形も怖いです!」
(正直な子!…って日本人形?)
「あたしがいた時代は、夜中でも沢山の明かりが付いてて明るいから…」
「へぇ…夜中も明るいなんて想像出来ないな」
「あはは」
佐助が隣にいるので安心したのか会話をしていく内にだんだん眠くなってきた。
そしていつの間にかは佐助にもたれて眠ってしまった。
「あーぁこんなとこで寝ちゃ風邪引くよー?しょうがない…部屋まで運びますか」
起こさないようにそっと抱き上げ、部屋に運ぼうとした佐助は障子を開けた。
例の日本人形に目がいった。
こりゃ流石に怖いわ。
誰こんなの置いたの。
そう思った佐助だった。
を布団に寝かせ、佐助は自分の部屋に戻ろうとした。
が
それが出来なかった。
グイッ
が無意識の内に佐助の服を掴んでいたのだ。
しかも離そうとしない。
何の夢を見ているのか「逃げちゃ駄目だ」と寝言を呟き、うなされている始末。
数十分間奮闘したが結局離して貰えず、仕方なく佐助は隣で寝る事にした。
明日旦那より早く起きよう…。
もし見つかったら色々誤解されて、破廉恥と連呼されるのは目に見えているから。
っていつも俺の方が早いんだけど。
でもまぁこの子となら誤解されてもいいかなぁと思う自分もいた。
そして夜は更けていく…。
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・・・佐助ドリ・・・なのかこれ・・・???
糖度高めにしたかったのですがあえなく玉砕!!!(チュドーン)
何だかお館様の台詞が少ないなぁ・・・;;と感じてしまいました。
今んとこお館様の口調とかが一番難しいかもしれません。
最後辺りでヒロインが寝言言いましたが、知ってる方は分かると思います。
この文章打ってる時、脳内で忠勝VSエ●ァンゲリオン初号機の対決が繰り広げられてました(何)
どっちが勝ったんでしょうね(笑)
ブラウザでお戻り下さい。