『第6話「覚えるのは苦手なんです」』
障子の隙間から差してくる朝日で目を覚ました佐助。
横を見るとまだは眠っている。
起こさないようにそっと部屋を出た。
そしてバッタリ幸村と遭遇。
ほとんど同じタイミングで障子が開いた。
「な…な…な…何故佐助が殿の部屋から出てくるのだ…!?」
「あ…いやこれには海よりも深い事情が…
ってこーゆー時に限って早起きなんですね(涙)」
「破廉恥でござるー!!!」
朝っぱらから派手な音が、城内に響き渡った。
その音でも起きてきた。
「お〜はよ〜ごぜぇ〜ます〜」
んっぼーと間抜け面全開で二人に挨拶する。
見るからにまだ半覚醒状態だ。
「おはようでござ…」
「おは…」
カッチーン。
二人とも氷のように固まった。
「…?」
二人共何で固まってんのかな…?
あ〜・・・それよりもお腹空いた…。
「殿何て格好してるでござるかー!?」
「流石にそれは…理性保てなげふがふっ!」
「はえ?」
二人に言われて気付いた。
寝間着がはだけてえらい事になっていたのだ。
肩丸出し、胸元は丸見えな上に着物の隙間からは白い太股が見え隠れしていた。
昨晩は何回も寝返りをうっていたし何よりの寝相が悪いのが原因だろう。
「あー!!!」
自分のあられもない姿を見られて一気に目を覚ました。
「見ましたね二人共!?うわーんこれじゃあお嫁に行けないじゃないですか!
寧ろこっちから行ってやるー!!!」
行く気なのか。
「とっとりあえず早く服着替えて御飯食べましょう…って旦那ー!!??」
見ると幸村は、鼻血を大量に出して倒れていた。
朝御飯を食べている時も鼻血がふっつーに出ていたので、お館様に聞かれて
幸村は大変だったのでした。
「さてと御飯も食べ終わったところで…城の案内でもして差し上げましょうかね」
城の中で迷子になったら大変だし、と言いながら佐助が立ち上がった。
確かに城の構造を覚えておかないと自分の部屋に戻れなくなる可能性もある。
只でさえ自分は極度の方向音痴なので、佐助にお願いする事にした。
「真田の旦那も一緒に来る?旦那今もちょくちょく迷子になったりするし」
「…行くでござる…」
余計な事は言わないで欲しい、と恨めしそうに佐助を見ながら頷いた。
「ここの廊下を真っ直ぐ行ったらお館様の部屋で、あっちを左に曲がると風呂場になるんだ。そっちは…」
誰か私にメモ用紙下さい…
無いに等しい頭をフル回転させて必死に覚えているが、全部覚えきれない。
こうなったらもう感覚で覚えていこう。
「で、これで終わりだけどちゃんも真田の旦那も分かった?」
「「…多分。」」
(ふ…不安だ…。)
ぎこちない返事だった為、佐助も乾いた笑いしか出来なかった。
「佐助佐助!案内も終わった事だし、昼御飯食べたら殿を城下町に連れていってはどうでござるか!?」
「あっ、行きたいでーす!」
二人共目を輝かせて佐助が了解してくれるのを待った。
端から見たらまるで子供とオカンである。
佐助はというと、旦那がもう一人増えたみたいだと思った。
「今日は任務もないし俺もお供しますよ」
ため息をつきつつそう答えるとやったー!と大喜びする二人。
へ…平和だ…。
NEXT
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うちの幸村は生活している城で時々迷子になります。
その度にオカン佐助が探してます。
そのうち城に迷子センターでも出来るんじゃないかと(そんな馬鹿な)
ちなみに管理人は方向音痴な為、目的地とは反対の方角をよく突っ走り、
その度にオフ友を慌てさせます(駄目駄目じゃねーかよ!)
さてお次は城下町見学ですv
幸村が甘い物沢山食べます。(そっちか)
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