『「我が名はツンデレ毛利!!」』



「就ちゃん!にーちーりーんー!」
「にーちーりーんー」
…くだらん


緑色の帽子をかぶった謎のクマを、仕事中の元就に満面の笑顔で見せると、
揃って謎の呪文?を口にした。
しかし徹夜続きの元就は、軽く一蹴。
その表情はかなり険しく、「あっち行け。邪魔だ」と言わんばかりだ。


「ぶーっ。つまんない就ちゃんのアホ
アホだと!?そんな訳の分からん謎の生命体と一緒に遊びほうける貴様の方が
 余程アホではないか!仕事をせぬか!
 それとその呼び方はするなと何度言ったら分かる!?元就様と呼べ!!


バンッと机を叩き、怒りをあらわにする元就。
近々四国の鬼・長曽我部元親との戦があるのだが、良い策が中々思い浮かばず、相当煮えたぎっているらしい。
徹夜続きで顔色もあまり良くない。


「ほんと短気なんだから…たまには外の空気吸おうよー。これからヒッキー毛利ってあだ名付けちゃうよ?」
「日輪の光を浴びるとビタミンDが生成されるぞ
〜ええい五月蝿い!!貴様等が隣にいると目障りだ!!!これ以上遊んでばかりいるのならクビにするぞ!」


クビになんてさらさらするつもりはないが、反省の色が見えないにお灸をとキツい言葉を浴びせる。
だが、元々キツい言葉を日常茶飯事言ってるのでにはほとんど効果がなかった。


「別に私は構いませんよ〜実家に帰ってこのクマさんと楽しい毎日送るからー」
「我も城の中に篭るよりそっちがよい」


フラフープを回しながらの意見に同意するリラック元就。
そんなクマに「日輪の光を浴びて生活せぬとは貴様それでも日輪の申し子か」と言われてしまった。
こう言われてしまうと、悪かったな引きこもりでとしか言い返せない。


「私はともかく就ちゃんはそれでいいの?」
「何がだ」
「私クビになったら寂しいんじゃないかと」
「ふざけるな!寧ろ清々するわ!!」
がーーーーん!!
効果音をわざわざ口で言うな!!貴様がいると仕事が進まんからあっちに行け!!」
「就ちゃん酷ーい!!もう知らないから!!」


わっと泣きながらは部屋を出ていってしまった。
リラック元就に至っては部屋を出る際、
「ツンデレも行き過ぎると嫌われるぞ」と吐き捨てられる。
何が悲しくて、こんなクマにそんな事を言われなければならないのか…
そもそも昔からこんな性格なので、今更直すつもりもない。
そして最後にツンデレの意味が解らない元就だった。




部屋を出たリラック元就はの後を追うつもりだったのだが、
は泣いて走って出て行ったはずなのに、何故か笑顔で元就の部屋の前で座っている。


「??泣いていたのではないのか?」
「しーっ。嘘泣きだよあれは。私があの程度でへこたれる訳無いって
「では何故そんな所で座っている?」
「それはねー。暫くしたら分かるよ」


何やら楽しそうに話すので、リラック元就も待つ事にした。
の隣にフラフープを置き、ちょこんと座る。
通り掛かった家臣達が、その様子を不思議そうに眺めていた。




一方、部屋の前でが待っている事など露知らず。
元就は机に向かい、再度策を練る事に集中し始めた。
フン…やっと出ていったか…
我の邪魔ばかりしおって。
さて、あの露出狂め…どうやって罠にはめてやろうか…。
これを元親が聞いていたら、「誰が露出狂だとこの田舎もんがー!!」と

碇を振り回して襲い掛かってくるに違いない。
自分の策に翻弄される元親の姿を想像しながら考えるが、今度は別の意味で集中出来なかった。

が隣にいない。
妙に静か。
そして独り。

自分で追い出しておいてアレだが、いないと寂しいと思う訳で。
広い部屋がより一層広く感じる。


「…フン!我は寂しくなんかないぞ!」


そして、素直に寂しいと認めない困ったツンデレさんだった。








「そろそろかなぁ」
「何がそろそろなのだ?」
「ほら」


が元就の部屋を指差した。
部屋の障子に元就の影が写っている。
逆光で丸分かりである。
だが障子の前に立ったまま動こうとせず、ただひたすら立ちっぱなしだ。


「??何をしているのだ元就は?」
「あれはあたしを呼ぼうか葛藤してるんだよ。
 最初通り掛かった時、何やってんだろうって思ったんだけど
 障子からブツブツ声聞こえてくるもんだからちょっと聞いてみたの。
 そしたら「我はがいなくても寂しくなんてない」だの
 「だがいないと集中出来ん」だの呼ぶか呼ばないかで目茶苦茶迷っててさ。
 就ちゃんね、あたしが仕事の邪魔すると追い出すんだけどさ、

暫くしたら真っ赤になりながら仕事を口実に部屋に来いって言うの。
 しかも毎回追い出してから呼び戻される時間が一緒だから何となく分かっちゃうんだよね」
「自分勝手で迷惑ではないか?」
「そんな事ないよ?あたしいつもドジばっかやって怒られるけど
 クビにしないでずっと側に置いてくれてるし、あたしも就ちゃんと一緒にいられるのは嬉しいから
 我が儘言われたりしても気にならないよ」


ただリラック元就みたいにもう少し素直ならねー。
あっ今の内緒だよと笑う
素直な元就を想像したリラック元就は、思わずププッと噴き出した。
そして障子の前に突っ立っていた元就はを呼ぼうと決心し、障子を開けた。
当然開けると達が目の前にいる訳で。


「なっ何をしているそんな所で!?計算してないぞ!
「就ちゃんが呼んでくれるの待ってましたー!」
「我は別に貴様を呼ぼうと部屋を出た訳ではないぞ!」
「毎回追い出してもすぐ呼び戻すくせにー。
 呼ぶか呼ばないかで葛藤してる声だって丸聞こえなんだよ?
「〜〜〜さっさと仕事を始めるぞ!」


顔を真っ赤にさせ、又机に戻ろうとした。
だがに腕を掴まれる。
そして足にはリラック元就がベタッとくっついてきた。


「何だ!?」
「就ちゃん外行こう!たまには息抜きしないと!ね?行こうよー!」
「そんなに行きたいなら貴様らだけで行け!」
「あたし就ちゃんとがいい」
「…」
「就ちゃんとがいー!なーりーちゃー…」
あぁぁ分かった!分かったから駄々をこねるな!貴様一体いくつだ!?


言動や態度からして嫌がっている元就だったが、
何処か嬉しそうな顔をしているように見えたのは、気のせいだろうか…。
そう思ったリラック元就だった。
この後、城下町の茶屋で仲良く?餅を食べている2人と1匹がいたとかいないとか…。


FIN
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難っ!!
これ書くのエライ時間かかりました…。

急いで打ったせいか支離滅裂な文章になってしまった;;

相変わらず表現力がないっていうか…(滝涙)
元就がやたら大声で叫んだりしてますがそれはヒロインの前だけです。
振り回されて大変ですがね(笑)
ちなみに元就はしかめっ面で餅を頬張ってますがちゃんと楽しんでます。
ただ顔に出さないだけ(笑)
ブラウザでお戻り下さい。


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